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大体酩酊してゐる

ドライアイひどい

春はあけぼの、早朝覚醒の季節です。
はやい春の訪れは睡眠不足も連れてくる。


冬の終わり、春の始まりが苦手で、いつも具合が悪くなる。木の芽時、世界が動き出して土の下で命が蠢いて、どうしようもなく消えたくなる。
中学に上がるまでは毎年ひどい咳と高熱で寝込んでいた。
気持ちが落ち着かなくなって、小さなことで泣きたくなるほど怒ったり、道路に飛び出してみたくなる。


今だ!と背中を押されたい。
この高さならいけるだろうか、と通勤途中に
事故物件サイトに載っていたマンションの屋上を見上げたりする。
頭から落ちないとだめだ。


身体的にも精神的にもつらい。


桜がはやく散ればいいのにと思う。
「炎上覚悟で嫌いなものを言う」というハッシュタグが少し前に流行っていたけど
私の場合は、桜とお花見だ。開花の予想や宣言で盛り上がってるテレビには悪いけどたかが花が咲いただけなのに。
体の中がざわざわした気持ちでいっぱいになっている人間にはなかなかしんどい。


原因、私の原因には誰も踏み込んでほしくない。
誰も解決できないから迷惑をかけたくない、それか全部背負ってほしい。0か100か、どちらか。

全員消えてほしい、から、自分が消えたほうが早いじゃん、そういうことだよねーと行きつく。毎年毎年繰り返している。
つらい気持ちはストロングなんちゃらではどうにもならない。


翌日まで胃に残った人口的な甘さで、道端で吐きそうになる。窒息死は嫌だな、と思ってしまう。
それでも。