先週、初めてライブビューイングというかたちで観劇してきた。
居住している地域では唯一、県庁所在地の映画館で開催されているので、電車で片道1時間かけて行くはずだったけれど、甘やかされているので行きは車に乗せてもらった。
訳の分からない疫病が蔓延してから改めて興味を持つようになったのが、ミュージカルと洋裁で、某ミュージカルに関しては歴が浅すぎて語るのは身の程知らずな気がするけど少しだけ。
トップスターが演じているリストが「天才たちのように夭折したい〜」とか、その彼のライバル、どうしようもない天才ショパンが残酷なくらい綺麗な笑顔で舞っているのがウワーータマランーーースキーーー
など、そもそもがキモ・オタクなので語彙力をなくすくらい楽しかった。音は大きいし、閉じ込められているので集中できるし。
そしてエアーハグは尊い。本来なら生で観たかったけど。
こればかりは。
おわり
***以下嘘日記
色素沈着した浅い傷が、よくなった、と急に言われて動揺するなど。
事実傷だらけ、傷があったほうが生きやすい、自分が傷ついているのがわかりやすいから、
現実、ただのうのうと生きているようにみえて、私だって人なりにそれなりに考えて傷ついている、その事実は、その事実が、わたしにだってある。
でもそれは誰かに知ってほしい、認めてほしいことではなくて、本当に自分の問題として、向き合えないどうしようもない個人的な問題として、ずっとある。
伸ばせない爪、消えないあざ、白い傷跡。
気だるい内臓を醜い皮膚が包んでいる。
ただそれだけのこと。そうやって日々をやり過ごしてきた、この歳まで。
不器用なほうの、自分の機嫌を自分で取れる人間をやっている、ひとりで。
だから、詳細を、じっと見て目を背けたり言及したりしない距離感が、平行線を保つのに丁度いいのかもしれないと思っていた。
……保ちたいわけではない、バランスが狂うのは嫌だけど。
落ちることはあっても登ることはできない、現状にしがみついてなんとかしている。かわいそうじゃない、痛い子じゃない、少し狂っているだけ。
本人でさえこんな、意味のわからない言い訳みたいなことをぐずぐず書いては消し書いては消し、
見ないようにしているのは私だって同じなのだから、急に寄り添うようなことは言わないでほしい、それは要らないほうの痛みになるから。