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大体酩酊してゐる

明日が来る前に

月曜日、荒天対応

火曜日、催事対応

水曜日、疫病対応

木曜日、荒天対応

金曜日、書類訂正でブチギレ

 

「何を書いてあるのかわかりません、あえてですか?」

「わざとじゃないんだよ」

 

寄り道をして、割高のアルコールをコンビニで買う、冷たい炭酸でも飲まないとやっていられない。レジに並ぶと、ちょうど入店してきた4月の途中に入社してきた若い女と目が合う。

「あっ」

そう声を出して目を逸らされる。傷つく。

 

どうして傷つかなきゃいけないのか、なかったことにされた私が。

繊細すぎる。生きるのが下手すぎる。

高圧的にこちらから大きい、というかでかい声で挨拶でもしてやればよかった。

もやもや、生ぬるい不愉快な気持ち、なかったことにされることなんて、人生で数え切れないほどある。

「存在感がないからわからなかった」

「何を言ってるのか聞こえません」

薄ら笑いの含んだ、一旦存在しないことにしたのに、存在していることにした、ものへの批判。

そう言う側の気持ち、なのかもしれない、彼女は。順風満帆な人生。ひとつも憧れない。

もういい、内線ひとつも取らないのに、取れないのにいい身分だな!と勝手に低評価をして割り切る。

これだから最近の若い人は、とか、やってらんないとか、そう、ひとりごちて。

私が一等厄介なのかも。ね、と。

 

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以下、嘘日記

 

燃え尽きたか、猛暑で弱ったか、とにかく気分が晴れない。

節電だかなんだか知らないけど職場の冷房がすぐに切られる。寒い人がいるらしい。換気で開けた窓も閉める輩がいて、不快指数が毎日ものすごく高い。

決して涼しい地域ではない、むしろ全国の猛暑ランキングにはいるのに、どうしてーー?

 

嫌だ嫌だ、頭痛と吐き気とぐらぐらする視界でこれは毎日熱中症なのでは?

「会社でこのフロアだけ、あったかいですね(嫌味)」

「なんかそうなんだよね」

「まあ、冷房がついてませんからね(問題提起)」

「そうなの!?」

 

どうして私が問題提起をしなくてはならないのか、不愉快指数が高まり、高まって、もう限界。

 

傷ついてます、私は。ひとつひとつが積み重なって、本当は冷房のことなんてどうでもいいんです、勝手に温度下げるし。

でも一回限界になると自分でも気持ちが制御できない。やり過ごせない。割り切ったふりをして、極端に面倒くさい方向に物事を持っていく、勝手に。

健康診断があるとか、もう関係ない。可視化しないと、傷ついた気持ちはどこにも行かない。

びびび、と音がして、熱を感じて、

 

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知ったふうな口を聞かれるのが嫌だ。

同情も批判もいらない、興味も持たないで、だって手っ取り早いストレス解消だから、痛いよね、でもね、

言葉をたくさん用意していた。

けど何も言わなかった。それでよかった。

 

余計なものは、明日が来る前に飲み込んで、全部。